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3月7日、南箕輪中学校1年生は来年度5月の職場体験事前学習としてマナー講座を行いました。
講師として、人財育成コンサルタントの野澤君枝さんをお招きしました。野澤さんは、フリーランスで産業カウンセラー・キャリアコンサルタント・心理相談員などを務めながら、様々な方の「働く」ことに関わるお仕事をされています。
1年生はこれまで職場体験に向けて
「キャリア教育ガイダンス」(詳しくはこちら)
「職業適性検査」
「大人と語る会」(詳しくはこちら)
「業種希望アンケート」(詳しくはこちら)
「事業所調べ」
などの学習をすすめてきました。
今後はいよいよ、事業所の方との事前打ち合わせをしたり、実際に職場体験でお世話になったり、事業所の方と関わることになります。その前に、どういった心構えをもって事業所の方と関わればいいのか学ぶ機会としてマナー講座を行いました。
野澤さんから出されたこの日の課題は2つ。
○企業が大切にしているマナーについて学ぶこと
○職場体験であわてない!身に着けておきたいポイントを学ぶこと
野澤さんのお話を一部ご紹介します。
【なぜマナーが大切なの?】
企業が存続していくためには、お客様からの信頼を得ることが一番大切です。
社会のルールとして決まっている言葉遣いや対応の“形”も大切ですが、もっと大切なのは相手のことを思う“心”。相手を思い、それを目に見える形にして相手に伝えられることが信頼関係を築くために必要なのです。
【第一印象は信頼関係に大きく影響する】
相手が第一印象を決定するのは0.6~10秒。そこで受けた印象が良いと、相手はその後「どうして良い印象だったのか」という理由を探しながら接していき、親近感や信頼感へつながっていきます。同様に、第一印象が良くないと、「どうして良くない印象だったのか」という理由を探しながら接していきます。このように第一印象はその後の関係に大きな影響を与えるのです。
第一印象を決めるのは身だしなみ・表情・あいさつ。目から入る情報・耳から入る情報、どちらも大切です。普段から意識してみましょう。
他にも、職場体験の1日の流れをロールプレイングを通してイメージしてみたり、「語先後礼」のあいさつを練習したりしました。
あたたかい野澤さんの雰囲気に包まれ、生徒たちが自然と聞き入っている姿が印象的でした。職場体験学習に向けて、少しずつイメージがわいていくといいですね。
以前、中学生模擬議会であいさつについての話題の中で、教育長が「心の中はなかなか見えないが、行為は目に見える」というお話をしていました。野澤さんには、「どんな行為をすれば心の中を相手に伝えることができるのか」を教えていただきました。
生徒たち、職場体験当日は緊張して思うようにいかない部分もあるとは思いますが、少しでも自分から行動していけるように願います。事業所の皆さんをはじめ地域の皆さんには大変お世話になります。どうぞよろしくお願いします。