ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 ホーム > キャリア教育 > キャリア教育推進コーディネーター日記「かみいなシゴトフェスが開催されました!」

本文

キャリア教育推進コーディネーター日記「かみいなシゴトフェスが開催されました!」

記事ID:0010345 更新日:2018年1月11日更新 印刷ページ表示

12月29日金曜日、「かみいなシゴトフェス」(主催:上伊那地域若者人材確保連携協議会)が開催されました!

学生たちに、ふるさとである【上伊那という地域】を意識しながら、就職活動だけでなく将来の生き方について考えてもらうきっかけづくりができれば、と企画されたこのイベント。

 チラシ チラシ

伊那市のJA上伊那本所にて、学生の帰省時期に合わせ年末に初めて実施されました。(このフェスに合わせて東京・新宿からの無料帰省バスも運行しました。)

コーディネーターも、スタッフとして参加してきました!

 

対象は、大学・短大・専門学校などの全学年、卒業後3年程度までの社会人、またその家族です。当日は、学生や保護者の方々約110人が参加してくださいました。

そして、さまざまな業種の地元企業40社が出展しました。中には、村内企業も!


今回のフェスの特徴は、チラシに次のように書かれている通り、

◎服装自由!

◎参加無料!

◎履歴書不要!

◎無料帰省バス!

◎親参加大歓迎!

◎友だち同士の参加大歓迎!

と、とにかく気軽に地元の企業の人と出会えること!参加者と企業の担当者が、ひざとひざを合わせながら、近い距離でアットホームな雰囲気で交流をしていました。

 会場

会場には、コーヒーや甘酒ドリンク、焼き菓子等のサービスもありました。お茶を飲みながら和気あいあいと話をする参加者や企業の担当者の様子を見て、「上伊那っていいなぁ」と思いました。参加した学生も、「あったかい雰囲気や楽しい雰囲気がいいですね」と言っていました。

コーヒーコーナー お菓子

甘酒コーナー


フェスの中では、ミニセミナーのコーナーも。

◎第1部「いま、考える時、子どもの就活と親の就活」

 講師:社会福祉法人 平成会 行政書士 宮沢優一 氏

    社会福祉法人高遠さくら福祉会  高橋弥生 氏

宮澤さん

◎第2部「これからの生き方をデザインしてみよう」

 講師:社会保険労務士 田畑 和輝 氏

    甘酒屋an’s 白鳥 杏奈 氏

    南箕輪村キャリア教育推進コーディネーター 百瀬 亜紀

第2部では、私も講師として「これまでの経緯」「今大切だと思うこと」などをお話させていただきました。東京の大学に出て、東京で就職をし、昨年地元である上伊那に戻ってきて…そんな私が素直に今感じていることを話しました。私は話をする中で、今こうして自分らしく暮らすことができているのは周りの方々のお陰だと改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。たくさんの出会いの中で、学びの多い日々です。この学びを、どう生かすかは自分次第ですね。だからこそ、私が今感じている大切だと思うこと(【自分の将来について、仕事だけではなくて地域・人・趣味・子育てなど色々な要素から考えてほしいこと】【上伊那で自分らしく生きる企業の人と出会ってほしいこと】【自分で情報をつかみにいってほしいこと】など)を学生たちに伝えました。

また、中学校時代の同級生でもある白鳥さんと、学生に向けて話をする機会をいただけたことがとても嬉しかったです。

就職活動目前の学生から「働くって何ですか?」という質問が出ました。それに対し白鳥さんが『「仕事」は、自己実現のためのツール。私にとっての仕事は、「自分がなりたい自分になるため」の、あくまで手段であって、目的ではない。仕事を通して、「自分が願うより良い自分」に自分を成長させていきたい』と答えていました。収入を得るためだけではなく、【自己実現のためのツール】。とても心に響きました。

自分探し


私の個人的な意見としては、学生たちに必ず地元に帰ってきてほしいという気持ちはあまりありません。ただ、【きちんと知った上で、自分で選んでほしい】と願います。

「都会は何でもある」「地元は何にもない」というイメージで、自分の将来を決めてしまうのはもったいないことだと思います。仕事・地域・人・趣味・子育て…暮らしに関わるあらゆる観点から、自分の生き方を考え、「ここで暮らしたい」と自分で決めた場所で暮らしていくことが自分の幸せにつながるのではないでしょうか。だから、今回のような機会で、「知る」ということがまずはとても大切なのだと感じました。

【知らなければ、選択肢にも入らない。】今回のフェスを通して、改めて実感したことです。

参加した学生やその家族の方々と話をする中で、「知らない企業が多い」「家の近くの企業が何をしているのか今日初めて知った」など、そもそも地元にはどんな企業があり、そこにはどんな仕事があり、どんな人が働いているのかを知らないことがほとんどでした。それは、当たり前といえば当たり前なのですが…。ただ、「知らないだけで、多様な企業・働き方・生き方は上伊那にも、ある」ということを知っていると、自分の選択肢は広がります。

自分は、どんな自分になりたいのか。それを実現できる地域や企業はどこなのか。自分と向き合って、地域や企業で生きる人と出会って、自分の将来を描いていくことが大切なのだと思います。

岐路

進学した大学・短大・専門学校等がある地域の就活情報は手に入りやすいですが、地元を離れてしまうと地元の就活情報はなかなか手に入れることができません。今回のような機会を通して、地元のことも知ってほしいと思います。

今回、学生の家族の方々も多く参加していたのも、良かったなぁと思います。学生にとって、保護者のサポートは大きな支えですし、保護者の言葉は大きな影響力があると思います。保護者も学生と同じように、今の時代や社会を知っていくことが大切なのだと感じました。

長くなりましたが、今回のフェスを通し、学生・地元企業・保護者・地域・上伊那の市町村がつながり、みんなで楽しい時間を作り出すことができ、とてもうれしかったです。参加者の皆さん、関係の皆さん、ありがとうございました。

《おまけ》

フェス終了後、南箕輪村プレゼンツの「同級会0.5次会」も行われました!村の人気者まっくんも登場し、ドリンクや料理を片手に楽しくおいしい時間を過ごしました!

まっくん りんごジュース