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南箕輪村地球温暖化対策実行計画(区域施策編)を策定しました
南箕輪村は、長野県が呼びかけた「持続可能な社会づくりのための協働に関する長野宣言」(令和元年(2019)6 月)に賛同するとともに、令和2 年(2020)6 月に「南箕輪村気候非常事態宣言」を行い、2050 年には温室効果ガス排出量を実質ゼロにする決意を表明しました。
この目標を実現するため、温室効果ガス排出量の削減目標を定め、その目標を達成するための具体的な内容を定めた、南箕輪村地球温暖化対策実行計画(区域施策編)を策定しました。
地球温暖化対策実行計画(区域施策編)とは
地球温暖化対策の推進に関する法律第21条第4項の規定により、その区域の自然的社会的条件に応じて、温室効果ガスの排出量削減等を推進するための総合的な計画であって、計画期間に達成すべき目標を設定し、その目標を達成するために実施する措置の内容を定めるとともに、温室効果ガスの排出量削減等を行うための施策に関する事項として、再生可能エネルギーの導入、省エネルギーの促進、公共交通機関の利用者の利便の増進、緑化推進、廃棄物等の発生抑制等循環型社会の形成等について定めるものです。
計画の期間
令和6年度(2024)~令和12年度(2030)までの7年間
温室効果ガス排出量の削減目標
2030 年度の温室効果ガス実質排出量を、2010 年度比 60%削減する。
具体的な取組
「省エネ対策」、「再エネ導入」、「インフラ整備等」を基本目標とします。以下に取組例を掲載します。
「省エネ対策」
・公共施設、事業者、住宅の断熱改修を進める。
・高効率機器・設備の導入を推進する。
・建築物の高断熱化や高効率機器等に導入の相談窓口を設置
「再エネ導入」
・太陽光発電設備、太陽熱利用施設の導入を推進する。
・木質バイオマス、有機バイオマスの利用を推進する。
「インフラ整備等」
・電動車等次世代自動車の導入を促進する。
・公共交通の利便性向上を図り、自動車からの利用転換を図る
・工場団地等への通勤手段を検討し、自動車通勤の台数を減らす。
・間伐・更新伐・再造林等の森林整備を推進し、森林が持つ二酸化炭素の吸収力を高める。
・果樹園等でのバイオ炭の埋設等、炭素固定につながる取組を推進する。
・先行事例を積極的に発信する。
・脱炭素化に向けたワークショップを開催し認識を共有する。
南箕輪村地球温暖化対策実行計画(区域施策編)
南箕輪村地球温暖化対策実行計画(区域施策編) [PDFファイル/3.6MB]
南箕輪村地球温暖化対策実行計画(区域施策編)概要版 [PDFファイル/1.63MB]
パブリックコメントの結果について
令和6年2月17日から3月16日まで、南箕輪村地球温暖化対策実行計画(区域施策編)(案)に対するパブリックコメント(意見募集)を行ったところ、11件のご意見をいただきました。ありがとうございました。
アンケートの結果について
本計画の策定にあたり、住民・事業者・農家を対象として、令和5年11月24日から12月18日の間に、地球温暖化とその対策に関する意識や意向を把握するアンケート調査を実施しました。