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信州大芝高原みんなの森 アカマツの状況
松枯れについて
松枯れとは、「マツノザイセンチュウ」という線虫によって引き起こされる伝染病です。
「マツノザイセンチュウ」は「マツノマダラカミキリ」というカミキリムシの体内に寄生し、松から松へと広がっていきます。カミキリムシが松に卵を産み、幼虫が孵化すると、幼虫に線虫が寄生し、夏になると成長したカミキリムシが新たな松に向かうことで松枯れが拡大していくのです。
松枯れを防ぐには?
松枯れの被害拡大を防ぐためには、線虫を運ぶカミキリムシを新たな松へ移動するまでに駆除することが必要です。しかし、枯れてないように見える木にも虫が入っている可能性もり、そこから孵化した虫が周囲の松を枯らしてしまいます。
そのため、松が多く生えている場所では、一度松枯れ被害が発生すると被害を止めることが難しいのです。
大芝高原の松枯れ被害
大芝高原でも松くい虫によるアカマツ枯れが進んでおり、予測より大幅に激化しています。
大芝のアカマツの今をドローンで撮影した映像です。茶色や白になっているのが、松枯れの木です。
※ 令和4年10月上旬に撮影した空撮映像です