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村の産業

記事ID:0001114 更新日:2013年8月1日更新 印刷ページ表示

活力あふれる農業

とある花の写真

緑濃く広がる田園、整然と並ぶ園芸ハウス、風にゆれるスイートコーン。
南箕輪村は活力あふれる農業地帯です。河岸段丘地帯に広がる水田では、酒造好適米美山錦をはじめとする稲作が行われ、その西にはアスパラガスなどの野菜畑や、カーネーションなどの花卉園芸団地、リンゴをはじめとする果樹が広がります。
乳牛、肉用牛などの畜産も盛んで、豊富な自然の営みを生かしながら、多角的な農業経営が行われています。

わが国の農業をとりまく環境には、依然として厳しいものがあります。農産物の輸入自由化や消費者の嗜好変化が生み出している市場の変化がありますし、都市化の進展は優良な農地の減少を招いています。また将来の農業を担っていく後継者や新規就農者の不足もまだまだ改善されていません。

こうしたなかで、南箕輪村では、意欲的な農業を中心として、マーケットの変化や社会構造の変化に積極的に対応した近代的な農業経営を取り入れている農家が着実に増えています。

商品付加価値の高い農産物への転換を図ったり、マーケット情報や消費者ニーズの収集を行ったり、種苗会社や大学研究機関と協力してバイオテクノロジーなどの先進的な農業技術を導入しているところもあります。また栽培や生産、物流の方法について機械化を図り、人に負担をかけずに合理化を図っていく近代的農業も追及されています。

村では、南箕輪の伝統的な基幹産業である農業の発展のために、認定農業者の育成を行うなど、積極的な支援を行っています。
これからの時代に適した農業の展開として、営農情報システムの構築や生産・物流の機械化、先進的な農業技術の導入などを通じて、農業経営の近代化を図っていくことができるよう、農業改良普及センターや農協との連携のもとで営農指導体制の強化を推し進めています。

また、農村集落での生活環境の整備についても、より快適でいきいきとした暮らしが営めるよう、さまざまな施策や事業を進めています。

とある花の写真

先進を行く工業

先進を行く工業

中央自動車道伊那インターに隣接する恵まれた立地条件によって、南箕輪村には伊那テクノバレーの重要な一翼を担う先進工業地域に成長してきています。

村内には、北殿、田畑、北原の各地にある工業団地を中心にして、研究開発型の企業が数多く立地しており、高度な技術集積が行われていることが一つの特徴となっています。また、その産業分野も、電子・電気・精密・機械・金属など多岐に及んでいます。

わが国の工業については、国際的な経済構造の変化によって、国内の製造業が海外に生産拠点を移してゆくといういわゆる空洞化が心配されています。

しかしそのような経済環境の中でも、南箕輪の工業は、先端技術型や研究開発型の企業に牽引されながら、安定した成長を続けてきています。

村では、すでに村内に立地している企業の交流を促進しながら、それぞれの産業分野や業種などにとらわれない柔軟なコミュニケーションが発展していくよう支援を図っています。こうした交流を通じて、多彩な人材の育成や協力関係の確立、新しい分野や製品への展開をめざしています。

役割が高まる商業

南箕輪村は、上伊那地域の中核都市である伊那市に隣接していることから、従来大きな商店街や商業集積などの形成はみられませんでした。

しかしながら、中央自動車道伊那インターの利用が拡大していることや、自家用車の普及にともなって車によるショッピングが広がっていくなかで、郊外型のショッピングゾーンとしての役割が次第に高まってきています。

国道153号や、中央自動車道伊那インター周辺のアクセス道路を核として、郊外型の専門店などが立地しており、新しいショッピングゾーンを形成しています。今後は、村人口の増加や住宅地域の形成、基幹道路の整備などによって、一層活性化が進んでいくものと予想されてます。

こうしたことから、村では、地域性豊かな商業の振興に取り組むとともに、立地環境を生かした計画的な流通拠点づくりをめざしています。伊那インターチェンジ周辺には卸売業や流通関連企業などの立地を促進しています。

一昔前のパソコンを操作している女性の写真