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ツキノワグマの生態と被害防止

記事ID:0020689 更新日:2022年8月12日更新 印刷ページ表示

クマの被害に遭わないために

 クマによる人身被害を防止するには、クマに出会わないこと、クマを寄せ付けないことが大切です。そのためにもまずはクマの生態を知ることが重要です。

 近年ではドングリの不作により、食べ物を求めて人里に出没するクマが増えています。その背景には、里山に人の手が入らなくなったことや、人里にクマが隠れやすい環境が増えたことで生息地が拡大している現状があります。万が一の状況を想定し、積極的な被害防止対策をしましょう。

 

クマ(ツキノワグマ)の生態

体長・体重

100~150cm

40~130kg

嗅覚

非常に優れている(犬より鋭い)

聴覚

優れている

性格

臆病な性格で基本的にはおとなしいが、子連れの親クマは凶暴

知能

学習能力が非常に高い

特技

木登りや水泳、足も速い(時速60km)

食べ物

ハチミツ、ドングリ、トウモロコシ、山菜(タケノコ、キイチゴ、山ブドウなど)、昆虫、果物

習性

背を向けて走るものがいると反射的に追いかける

活動サイクル

3月下旬~4月【活動開始】

冬眠から目覚め、新芽や落ちた木の実を求めて移動する

5月~8月頃【交尾期】

オスがメスを探すために広い範囲を行動する

8月~9月上旬【端境(はざかい)期】

クマにとって最も食べ物が少なく、人里に最も近づきやすい時期

9月中旬頃~【飽食(ほうしょく)期】

昼も夜もドングリ等を大量に食べて冬眠に備える

11月中旬~【冬眠期】

多くのクマは12月末までに冬眠をはじめる

クマと遭遇しないために

 クマはおとなしい性格で、脅かさなければクマの方から逃げていくことが多いです。

音を出して存在を知らせる

 クマの聴覚はとても優れており、高い音に敏感です。
 クマ鈴やラジオなどの音の鳴るものを身に着け、人が近くにいることをクマに教えましょう。

クマ活動時間の移動を避ける

 人里に現れるクマは早朝や夕暮れ時に主に活動をします。その時間帯の出没地域での活動をなるべく避けましょう。

1人で行動しない

 クマが出そうな場所では、なるべく2人以上で行動してください。
 危険を早く察知することができ、万が一のときに助けを呼んでもらうこともできます。

 

クマに遭遇してしまった場合

https://www.vill.minamiminowa.lg.jp/soshiki/sangyou/kuma-sogu.html