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一身上の都合により、2月末で退職することになりました。
私自身キャリア教育に携わらせていただき、多くのことを学ばせていただきました。
始めは学生時代、社会人になってからの失敗や、後悔した経験を活かして子どもたちに何かを伝えたいと思いスタートしました。
キャリア教育は「職業観・勤労観」と言われることが多いですが、どんどん向き合っていくと「生きる力を身につけてもらうこと」という方向性が自分なりに定まりました。
AIや人口減少、少子高齢化とこれから子どもたちが生きる社会は私たち大人が経験したことの無い時代がやってきます。
「これが正解!」というものがなく、自分で考え、周りの人と協働して「納得できる解」を導いていくことが大変重要になってくると言われています。
「生きる力」は多方面から養うことができ、また多方面からのアプローチが必要と感じています。
キャリア教育にも「これが正解」というものが無く、色々悩みながら、試行錯誤しながら「子どもにとって何が良いのか」を考え取り組んでまいりました。
問題集の問題を解くように答えが求められないのはとてももどかしかったのですが、たくさんの方に支えていただき少しずつ進めることができました。
まだまだ全然足りないと思うのですが、この一年の出会いや、経験が子どもたちの生きる力に少しでも繋がってくれればと願っています。
一人ひとりが幸せなキャリアを築いていけるように、一人の大人としてこれからも邁進していきたいと思います。
今までありがとうございました。
平成29年2月末日
富岡 順子