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健康運動指導士

記事ID:0008473 更新日:2016年10月7日更新 印刷ページ表示

佐藤佳代

1989年生まれ 長野市出身 南箕輪村在住
高齢者の方の健康づくり、子どもの体力づくりなどに関する運動をサポートしている。

仕事内容

佐藤さん・健康教室の企画から実行 
・・・ウォーキング、筋トレ、ストレッチなどを主に指導します。大学と共催の教室も行っています。だいたい25人くらいの集団で行うのですが、個人差があるので無理をしないように、その人に合ったやり方をお伝えしています。
・大芝高原森の交流施設における運動指導(週2日)
 ・・・機械を使ったり、ヨガやストレッチを行います。こちらは個人や少人数で行います。「体重を減らしたい」「いつまでも自分の足で歩いていたい」といったように個人個人の目標にあったようにメニューを提案します。
・出前講座での運動指導
・健康推進係として課の事務仕事

仕事のやりがい

指導中
「体を動かしてすっきりした!」「腰が痛くて、布団から起きるのも大変だったのが楽になりました!」「ジャンプができるようになった!」など体を動かすことで変化を実感した生の声を聞けた時は「よし!」って嬉しくなります。

いろいろな方と運動することが多いのですが、笑顔がなかった人が楽しそうに体を動かしていたり、子どもが無邪気に走り回っている姿を見ると私のモチベーションも上がってきます!

健康運動指導士になるまで

佐藤さん子どもの頃から体を動かすことが好きでした。兄がいたので父と3人で野球ごっこをしたり、ドッヂボールをしたり、一輪車に乗ったり・・・。他にもバスケ、ダンス、たくさんいろんなことを経験しました。一輪車は乗れなかったことが悔しくて、学校から帰ると一人で何度も練習していました。その頃から負けず嫌いでした。

体力作りにと親が始めさせてくれた「器械体操」は、いつしか私の方がのめり込み15年も続けてやっていました。


佐藤さん
高校1、2年生の時インターハイに出場しました。しかし高校3年生の時は県予選で負けてしまい、インターハイの出場を逃してしまいました。とても悔しかったです。その時、「同じトレーニングをしているのにどうしてこんなにも体力・能力差があるのか、なんで私にはできないのだろう」と思ったことが、運動を学んでみたいと思ったきっかけです。

大学はスポーツ健康学科へ進学しました。
ゼミでは教授が南箕輪村で健康教室を開いていたので、お手伝いに参加するようになりました。
参加者の方と関わる中で、経験、知識の乏しい私にいろいろお声かけして頂くことがとても嬉しく、自治体でこういった仕事をすることを意識し始めました。


佐藤さん
就職活動の時期にはトレーニングジムの会社を受け、内定もいただきました。
しかし、内定に対する返事と、役場への出願時期が重なってしまい、悩んだあげく内定をお断りすることにしました。

役場を受けて落ちてしまったらまた仕事を探さなければならないというリスクはあったのですが、私の気持ちは大学での経験を活かせる場所で働きたいという思いが強かったんです。

思いが通じたのか見事合格し、南箕輪村の健康運動指導士となりました。

佐藤さんの1週間

ヨガ
1週間の勤務状態は、各種健康教室での運動指導が主で、教室以外の時間は、それに関わる資料づくり等のデスクワークをしています。

基本的にはカレンダー通りの勤務となりますが、土日に出前講座や村のイベントが入ることもあります。
大学との共催講座は大学の先生の都合で夕方や夜間に開催することもあります。
また消防団にも所属しているのでその活動も毎月行っています。

やはり体を動かすのが好きなので、休みの日もヨガをやったり、冬にはスノーボードに出掛けたりと運動三昧です。
買い物も浪費しない程度にしますが、アウトレットなどに出掛けるとついついスポーツ店に入ってジャージを見てしまいます(笑)いつまでもかっこよくジャージを着こなすことが目標です(笑)
連続した休みは貴重であり、友達とでかけるたまの旅行は、非日常な感じがして大好きです。

仕事への思い

指導中常に笑顔でいられるように心がけています。
運動は楽しいものです。それをみなさんにわかってもらうには前に立つ私がむすっとしてるのはよくないと感じています。
自分に余裕がなく、いっぱいいっぱいになると失敗すると学んだので、そんな時は一呼吸おいて余裕を作るようにしています。

1年目は様子を見、運動教室を行う他の先生のやり方を勉強していました。他の人から意見をもらったり、「今日の参加者は楽しそうじゃなかったなぁ」と自分で反省し、いろいろと考えてきました。
人前で話すのは得意な方ではなかったのですが、段々と自信がつき、堂々とできるようになりました。

前から続く講座はマンネリ化してきてしまいます。参加人数が落ちると言ったように目に見えて表れます。内容を変えたり、新しいものを取り入れたり、運動離れとならないよう工夫しています。

これから

佐藤さん
最近は健康づくりの運動方法など、メディアでも多く紹介されています。私自身試してみたいものや、深めてみたいものがたくさんあります。体がいくつあっても足りないくらいです!

村での健康づくりを推進しながら「自主的に運動したいな」という団体ができてきたらいいなと思っています。
また、私にも得意不得意があるので健康教室をいろいろなタイプの指導者さんと一緒に開催できたら、幅を広げることができるのだろうと考えています。

動くと体が変わります。体が変われば前向きになれます。ちょっと動けばできるコミュニケーションもあります。年代を超えて楽しめる魅力が運動にはあります。そのような部分をたくさんの人と共有して広めていきたいです。

「大芝に佐藤さんがいるから運動しに行こうかな~」と思ってもらえるような身近な存在でありたいです。

メッセージ

佐藤さん私は小学生の頃は体操をやっていたこともあり、先生に興味がありました。その後中学生になると家を建てるときのインテリアを選ぶことが楽しかったこともあり、インテリアコーディネーターもいいなと思うようになりました。

自分が楽しいなと思うこと、興味をもったことはどんどんやってみてください。何かがきっかけになり、変わることがあります。

楽しいことは好きなことだと思うので、どんなに苦しいことがあっても、その先にある楽しみを考えれば乗り越えられすはずです。

人生に影響を与えた1冊

「ブッタとシッタカブッタ」 著 小泉吉宏 (株式会社メディアファクトリー) ブッタとシッタカブッタ

中学生の頃この本と出合いました。
競技やいろいろなことで自分と人を比べることが多かったのですが、これを読んでから「自分は自分としてやっていかなければならないんだ」とふんぎりがつきました。
問いからとても考えさせられる本です。

所属:健康福祉課

健康福祉課電話 0265-72-2105
FAX 0265-73-9799

この仕事に就くには健康運動指導士

健康運動指導士とは・・・保健医療関係者と連携しつつ安全で効果的な運動を実施するための運動プログラム作成及び実践指導計画の調整等を行う役割を担う者。公益財団法人 健康・体づくり事業財団(外部サイト)より 


健康運動指導士の資格を取得し、各機関の採用試験を受ける。自治体の他にアスレチック、フィットネスクラブ、学校、診療所、病院、介護老人福祉施設等での活躍が期待される。中にはフリーで活躍する人も。

資格は、健康運動指導士養成講習会を受講するか、健康運動指導士養成校のカリキュラムを修了し、認定試験を受けることで取得できる。
詳しくは上記サイト参照。