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飯田優希さん 1990年生まれ 富士見町出身 伊那市在住
総合職として八十二銀行に2013年入行。
池上千絵さん 1991年生まれ 伊那市出身、在住
業務職として八十二銀行に2013年入行。
・会社(法人)の融資相談
新店舗をオープンする、工場を増築するなどお客様は資金が必要になったとき、銀行にお金を借りる相談をします。
会社の経営や、事業の計画など話をよく聞き、また今後どのようにしていくと上手くいくかなどを一緒に考え、お金を融資します。
・個人の運用相談
「しばらくお金を使う予定がないわ」というお客様は普通預金に預けていただいても今の時代はなかなか利息がつかないので、運用を検討されます。銀行では定期預金の他に投資信託、保険など様々な商品を取り扱っています。お客様の希望、ニーズに合う商品をご提案させていただいています。
お客様と長い時間相談、話し合い、進めてきた飲食店の開業・開店に立ち会え、自分の仕事が形になった瞬間はとても嬉しいです。
「ありがとう」と言ってもらえることも励みになります。
その反対に自分がいい加減なことをするとお客様を困らせてしまうことになります。
融資業務に関してはお客様のニーズに応えられるよう取組みますが、銀行はお金を貸して、回収するのが一連の流れになりますので厳しい意見を言うことも必要となってきます。そのあたりは心苦しい時もあります。
窓口での受付業務(9時00分~15時00分)
・入出金・・・口座にお金を入金したり、払い戻します。
・振り込み・・・同じ銀行同士、また他の金融機関の口座へお金を送ります。
・新規口座開設・・・新しく口座を作ります。
・各種諸届・・・住所変更、名義変更、印鑑、通帳、カード紛失等の手続きをします。
・税金の収納・・・公共料金や、国の税金を納めてもらう代行をします。
・相続手続き・・・亡くなられた方の預金等の相続手続きをします。
締めの業務(15時00分~17時00分)
勘定を合わせ、一日の伝票に不備が無いかチェックします。勘定が合わないと帰れないのはもちろんですが、伝票が1枚無くても帰れないのでそのようなときは必死に探します(笑)
人生に関わる大きな振り込みを受け付ける時があります。
家だったり、車だったり。
また、お客様とお話ししていると「今度孫が生まれるんです。」と言ったような話をしてくださいます。
お客様の人生に関わり、立ち会えることが嬉しいですね。
銀行員は正確さがものを言います。
ミスができず、気を抜けないです。
一番窓口で気を使うのは振り込みなどで本人確認をしなければならない時です。法律で免許証の提示をお願いしたり、場合よっては受付できない時もあるのですが、ご理解いただけるように説明する際には、細心の注意を払っています。
個人情報は持ち帰ることができないため、業務上での公私を分けることはできるのですが、気持ちの面でも仕事をプライベートに持ち込まないよう、オンとオフをはっきりさせています!
休みの日は同期入行の友人が県内のあちこちにいるのでドライブがてら会いに行きます。松本や長野で買い物をするのも好きです。
連続した休暇を取ることができるので海外旅行にも行ったりします。
オフはめいっぱい楽しみ、仕事へのパワーにしています。
飯田さん
私は小学校5年生から親の仕事の都合で地元を離れました。その後シンガポールで日本人学校に通っていたこともあり、高校は帰国子女枠のある埼玉の学校へ行きました。大学は東京の大学に進学し、政治経済学部で地方活性化を研究しました。
就職活動では親が製造メーカーで働いていたため私も同じくメーカーを中心に受けていたのですが銀行から内定を得ることができました。どこに就職したらよいだろうかと悩んでいたのですが、当時アルバイトをしていた居酒屋のお客様に会社の社長さんもいていろいろ相談に乗ってもらいました。
「銀行は幅広い業種の方と関わることができ、知識や視野を広げることができるよ」とアドバイスをいただいたこと、帰省するたびに商店街のシャッターが増えるのをどうにかしたいと感じたことから地元で銀行員になろうと決めました。
私も東京の大学に通っていて、専攻はフランス文学でした。本が好きで、外国語にも興味があったのでそちらに進んだのですが、就職活動の時はシステムエンジニアになろうかなと思っていました。引きこもっていろいろ作業するのが好きで、何かを作ってみたかったんです。
長野県に愛着があったので選択肢の一つとして地元の銀行を受けました。内定をもらった後も、まだ迷っていた時に人事部の担当者から「長野県全体を舞台にして活躍できる」と言われたのが決め手になりました。
飯田さん
銀行員になって4年経ちますが、まだまだ知らないことがあります。銀行員は転勤も多く、転勤先では日々新しい発見をさせていただいています。また法人融資という仕事は融資の条件等お客様によって毎回変わってきます。まったく同じ仕事はありません。毎日勉強です。
「飯田さんに相談したい」と思ってもらえるような信頼される銀行員になりたいです。
そして近い将来海外経験を活かして、海外で働いてみたいと思っています。長野とシンガポールに恩返しすることが目標です!
池上さん
営業もできるようになりたいです。そのために資格もたくさん取るようにしています。今は宅地建物取引士に挑戦中です!また、外国人のお客様の対応も増えてきています。流暢な語学も身につけたいです。
まだ独身ですが、当行は育児休暇など取得しやすく、家と仕事を両立する環境が整っています。同期の中には既に育休をとっている人もいます。私もゆくゆくは子育てをしながら銀行員としてキャリアアップしていきたいと考えています。
飯田さん
今になると、もっと色々なことを学生のうちに経験しておけば良かったと思います。身近な人だけでなく、幅広い世代の人と関わり、見聞を広げていくと引き出しの多い人になれます。
銀行はぱっと見内向きに見えるかもしれませんが、お客様自身が海外に向いているので地方にいながらグローバルな仕事もできます!地方を盛り上げながら海外ビジネスに携わりたい人にオススメの仕事です。
池上さん
私もアルバイト先などで、年上の人から色々なアドバイスをもらいそれが今活きています。色々な場所でいろんな人とお話してみてください!
飯田さんオススメ
「指導力~高校野球で脱・勝利主義を目指した11人の教師~」 著 田尻賢誉、氏原英明 (日刊スポーツ出版社)
上司からいただいた本なのですが、高校野球のそれぞれのチームの監督がどんなことを考え、メンバーを選び、教育していくかが書かれています。
部活だけでなく、大人になっても指導を受けることがあります。指導する側、受ける側どの立場でも行き詰ったときに参考になる一冊です。
「キッチン」 著 吉本ばなな (株式会社KADOKAWA)
人の死を通して、生きることを考えさせられます。
私が高校生の頃、読書週間があり、いつも漫画を読んでいたのですがたまたま漫画を忘れ、友人から借りたのがこの本です。それまでは小説に興味がなかったのですが、本の魅力に気づかせてくれた一冊です。その後は書店でアルバイトしたり、文学部に進学したりと人生にも影響を与えてくれました。
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