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プロスポーツチーム 経営者・監督

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年9月12日更新

笹川星哉さん

1985年生まれ 伊那市出身・在住
一般社団法人VC長野クリエイトスポーツの代表理事、バレーボールチームの監督を務める。

バレーボールとの出会い

笹川さん
幼い頃からバスケットボールや野球など体を動かすことが好きでした。

中学生の時テレビで岡谷工業高校が春高バレーで活躍する姿を見て、「かっこいいなぁ!」とバレー部に入ることを決めました。

入部当初は高校では他のスポーツをやろうかなと軽く考えていたのですが、バレーで県選抜に選ばれ、全国優勝したり、高校もスポーツ推薦で決まったことから、続けざるを得ない状況になっていきました。

笹川、部活やめたってよ。笹川さん

高校は県でベスト4だったので、それなりのレベルでした。
しかし、私は常に上を目指したいがあまり、周りに求めすぎ、周りを否定してしまいました。
その結果チームでは孤立してしまい、部活、バレーをやめることにしました。その頃にはバレーが嫌になっていました。高校2年生の夏です。

親には高い学費を払ってもらっていたし、進学してなりたいものがあったわけではないので卒業後は自立しようと就職を希望しました。
縁あって南箕輪村の製造業株式会社ジェルモへ入社し、社会人生活をスタートさせました。

バレーから離れてみて、「バレーをやりたい」という気持ちがあることに気付きました。1年半触れなかったのですが、改めて自分はバレーが好きなんだと実感しました。
そして、ジェルモで働きながらNEC長野という実業団でまたバレーをするようになりました。

クラブ創立、法人化へ

試合リーマンショックを受けて、NEC長野のバレー部が廃部となってしまいました。
私もまだバレーは続けたかったですし、19歳、20歳の後輩たちもまだまだやりたいという気持ちでいました。

そこで、みながバレーを変わらずできるようにと2008年にVC長野というクラブチームを立ち上げました。
クラブの代表を務めながら、会社で働いていたのですが、入社9年目になってくると両立も厳しくなってきたため、2014年法人化することを決め、会社を退職しました。そして、現役を引退し、チームの代表理事(経営者)だけでなく監督も兼ねるようになりました。

笹川さんの仕事

笹川さん

・チーム運営のためのスポンサー集め
クラブ運営の資金の9割はスポンサー企業の皆さまからによるものです。日々提案書を持って上伊那をメインに県内の企業さんをまわっています。
他に、グッズ販売や、健康教室、ジュニア育成事業も行っています。

・チームの強化 
選手の補強が毎年必要になるので、大学生のリーグ戦を視察したりと大学生、高校生のスカウトを行っています。また、契約する選手の就職先の斡旋もしています。
現在はこれから契約する外国人選手のビザの手続きなども行っています。

・監督業
毎日19時15分~21時30分がクラブの練習です。仕事を終えた後練習場所の村内の体育館に向かいます。土日は基本的に仕事は休みですが、練習があります。合宿や試合を行うこともあります。
技術指導は本人の頑張りで何とかなりますが、監督は選手の今の気持ちを汲んであげる役割があります。

毎日何かしらバレーに関わるのですが、苦ではありません。まるまる1日休みができたとしてもジュニアの練習に顔を出したりと何かとバレー漬けです(笑)


トロフィークラブを立ち上げた当初は試合に出れば当たり前のように負け、メディアにも相手にされない、このまま続けていていいのか、やめようかと思うときもありました。新しいことを始めるのは孤独との戦いで、否定しかされませんでした。2年目、3年目の頃です。

しかし親にもう一度バレーで認めてもらいたいという気持ちが強く、周りの人の支えもありながら続けてくることができました。

そして8年経って結果が出始めました。
イメージしていたものが形になった瞬間、やってて良かったと思いました。
Vリーグに昇格し、1年目でチャレンジリーグ2を優勝することができました。ラジオのコーナーができたり、ホームゲーム観客動員数No.1になったりと今までの苦労が結果となって出てきました。

社会人に成りたての頃は「仕事はお金さえもらえればいい」という考えでした。しかし年を重ねるにつれて何事も「人とのつながり」によって成り立つものであると分かりました。最初にこの事務所の場所を提供してくださったのはジェルモの社長さんでした。会社をやめる直前は出勤し、ほぼ1日VCの業務をすることがほとんどでしたが、同僚は「気にすんな」と許してくれました。
今も人とのつながりを大切にしながら仕事をしています。

高校での部活の経験を活かし、一人で突っ走ってはいけない、いろんな人に意志を伝え、一緒にやってくれる人を見つけてやってきました。合わせるのではなく、周りがどう思うか、気にしながらやってきたことで、つながってきたように思いますね。

これから

笹川さんこのクラブを日本のバレーを変えるビッグクラブにしていきたいです。

日本のバレー界は企業のクラブが多いです。企業所属の選手は会社と契約し、バレーが仕事のようなものになっています。
現在のVC長野は選手がそれぞれ違う会社に就職し、勤務を終えてからの練習となっています。お給料も各々の会社からもらっているのが現状です。
野球やサッカーのようにクラブに所属しバレーをしながら生活ができるようなチーム体制を作りたいです。
地方からでもできるんだということを示したいですね。

そして、チームはプレミアリーグへの昇格を目指します!

メッセージ

笹川さん
私は小さいころから「夢」を語ってはきませんでした。

しかし、イメージは常に描いてきました。
イメージすることで体が必然と動いてきます。

自分が今取り組んでいること、「こんな風になりたいな」「こうなっているだろう」そう思うことでいいと思います。
入口は些細なことでも、大事にしなければいけないことがそのうち見えてくると思います!
 

オススメの一冊

1日36万円のかばん持ち
「1日36万円のかばん持ち」
 著 小山昇 (ダイヤモンド社)

細かな所での一言、気配りが仕事につながるんということが分かります。
SNSでおめでとうを言うことも今の時代の気配りなんだなと思います。

一般社団法人 VC 長野クリエイトスポーツ

事務所〒399-4511
上伊那郡南箕輪村5197-1
電話 0265-98-6812 fax 0265-98-6822

web site http://vcnagano.jp/(外部サイト)

※VC長野事務所はITCUBE様隣の建物です。

バレーボールこの仕事に就くには

★プロスポーツチーム監督
資格取得後、採用試験によって採用される。
各競技の選手が活躍した後就任することが多い。
技術だけではなく選手のメンタル面、科学的なアプローチが必要とされるなど幅広い知識と経験が問われる。
関連する資格
公認スポーツ指導者(公益財団法人日本体育協会)
また、競技により必要なライセンスが異なる。

★プロスポーツチーム経営者
笹川さんのように自ら立ち上げるケースや、チームに社員として就職し、経営者に昇任するケースなどがある。