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8月22日南箕輪中学校技術部の活動に、こうあ木工舎の方々が講師として参加しました。
最初に、中村さんから木工道具についてクイズ形式で説明がありました。
さすが技術部の生徒さん、ほとんど答えることができました。
道具の歴史と、使い方の話があったあと、職人さんにとって重要なかんなを磨く体験です。
中学校のかんなは歯ががたがたで、かんながけをしても木がまっすぐにならないという状態でした。
そこで砥石を使って、一人一人が研ぎました。手が揺れてしまうので「難しい」という声があちこちから聞こえてきました。
その後実際に自分たちで研いだかんなを使って、木を削ります。
かんなの歯の磨きが足りないということもありましたが、なかなか上手く削れず苦戦していました。
そんな中見本を見せてくれた中村さんの職人技に「すごい!すごい!南中のかんなでこれを見れる日が来るとは!」と生徒は大興奮でした。
最後は中村さんの補助を受けながら生徒も上手に薄く削ることができました。
「将来もの作りに携わりたい人?」という質問に対しては、「まだ先のことだから・・・」と言っていましたが、「今日の体験で興味を持ちました!」という生徒が18名中2名いて大変嬉しかったです。
生徒は技術もそうですが中村さんのキャリアにも興味関心が出てきたようで、最後はいろいろな質問が飛び交いました。
(仕事していて一番嬉しい時はなんですか?職人歴何年ですか?結婚はしていますか?など)
地域で働く大人に興味を持ってもらえてこれまた嬉しいです。
年内に今度は一緒に制作できる機会を作りたいと思います。