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7月26日、村内小中学校で終業式が行われました。
南箕輪中学校では、各学年の代表者が1学期を振り返り、これからの日々をどう過ごしていきたいか発表しました。
〈中体連等の賞状が授与される様子〉
〈終業式の前に西駒ケ岳登山に向けて行動訓練を行う2年生〉
夏休み、子どもたちには、「今しかできないこと」をたくさんしてほしいと思います。
夏休みは、視野を広げるチャンスです。自分が「おもしろそう」と感じるものに積極的に取り組んでほしいと思います。また、読書をする、映画を見る、普段はなかなか会えない人に会う、普段はなかなか行けない場所に行くなど、「自分とは違う考え方」や「新しい価値観」にたくさん出会ってほしいと思います。
私は先日、世界を自転車で回った方々とお話する機会がありました。「インドでは日本人が珍しいから、みんながじっと見つめてくる」「アフリカは意外と道が整備されている」「道も国境もそのうち変わってしまうものだから、行けるときに行かないと」など、想像もつかないほどの刺激的なお話をたくさん聞きました。印象的だったのが、「ぼくの話を聞いたって意味がない。自分で行かないと。パタゴニアの風はパタゴニアでしか感じられないよ」という言葉でした。「今しかできないこと」を全力でやった人にしか分からない経験は、その人の財産になり、次につながっていくのでしょう。(パタゴニアの風、気になる人はまず調べてみましょう!)
聞いただけではもったいないと思い、私も「今しかできないこと」のひとつとして、ここに書かせていただきました。
中学3年生の皆さんは受験生の夏休み。生活リズムを崩さず、友達同士で支え合いながら、周りの大人に助けてもらいながら、頑張ってほしいと思います。私は、中学3年生の夏休みに何日も塾に通いましたが、その合間に友達と行った川の気持ちよさは忘れることができません。今思うと、そうやって楽しみがあったからこそ、勉強が頑張れたような気がします。最後まであきらめないために、少しでも楽しみながら受験生には頑張ってほしいと思います!
子どもたちも、周りの我々大人たちも素敵な夏を過ごしましょう!