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8月24日、南箕輪小5年生のお米観察会が行われました。
お米学習ボランティアの方のご協力やJA上伊那の助成により毎年行われているお米学習教室。田んぼの場所は南箕輪中学校第2グラウンドの向かいです。南箕輪小5年生は、5月に肥料まきや田植えを行い、7月に成長の様子を観察しました。この日は、2回目の観察。お米学習ボランティアとして山崎(「崎」は正しくは「大」の部分が「立」です)文直さん、都志今朝一(けさかず)さん、JA上伊那の営農経済課の吉田洋道さんが今お米はどのような状況か、クイズを交えながら説明しました。
たくさんの発見をしていた児童たちの様子をお伝えします!
都志さん:お米の粒を取ってつぶしてごらん。
児童 :あ!つぶれた!白い液が出てきた。
都志さん:まだ若いからだよ。これから硬くなるんだよ。
先生 :花は咲いてるのかな?
都志さん:お、ここに咲いてるね。花は2時間半くらいの間しか咲かないんですよ。
先生 :え!じゃあこれはとっても貴重ですねぇ。まだ垂れてない穂に咲いてるなぁ。
コーディネーター:7月と比べてお米の様子は違う?
児童2 :全然違う!米の実ができてる!
児童3 :「穂」でしょ!1つ1つの先っぽが赤いよ。
児童4 :先が赤いのはもち米の特徴なんだよ。
児童5 :数えたら、1つの穂に60つぶくらいなってるよ。少ないのかな?
児童たちは、穂をよーく見て、たくさん触って、友達同士で意見交流しながらお米と触れ合っていました。中にはカエルをつかまえようと手を泥だらけにしている子も!
最近では、お米を作る家庭が少なくなったり、家庭でお米を作っていても機械で作業を進めるので子どもが手伝う機会があまりなかったりするそうです。そんな中で、このように自分が普段食べているお米がどのように作られているのかを知ったり、自分の五感で自然と触れ合ったりする機会はとても貴重なものだと思います。「子どもの頃お米を作った」というふるさとでの思い出にもなればいいなぁと思います。
私自身も、小学生の頃に野菜や麦、そば、お米などを作ったことは今でもはっきりと覚えています。不作だったときは、「農家さんはこれが商売で、生活に関わるんだよ」と当時先生に言われ、農家という仕事の大変さを幼心にとても重く感じました。
活動の中では、11月の収穫祭が楽しみだという声も多く聞かれました。保護者の方々も呼んで料理をふるまうとのことです。次回は稲刈り。ぜひ体をいっぱいに使って頑張ってほしいと思います。
関わってくださるみなさんのご協力のおかげでこのような活動ができていることに感謝です!