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1月19日金曜日、南箕輪中1年生が、村内を中心とする上伊那地域在住・在勤の大人15名を講師に招き交流をする「大人と語る会」を行いました!講師の方々をはじめ会に関わった皆さんのおかげで、とても素敵な時間となりました。
【目 的】
・大人との交流を通し、自分の「生き方」に対する視野を広げよう!
・「自分はどう生きたいか?」を考えよう!
【講 師】
No | 名 前 |
(1) | 中村 光宏さん((株)日本ピスコ・人事チーム) |
(2) | 白鳥 友季子さん(大和屋農園) |
(3) | 土田 智さん(アトリエ リム・グラフィックデザイナーなど) |
(4) | 藤崎 淳子さん(テクノフレキス・機械設計) |
(5) | 藤澤 綾さん(カフェタイズ・からあげセンター・接客業) |
(6) | 加藤 弘道さん((有)カクミ・鉄鋼業) |
(7) | 小島 亜矢子さん(さくらみらい塾) |
(8) | 内山 祐輔さん(南箕輪村地域おこし協力隊) |
(9) | 井口 めぐみさん(上伊那生協病院・看護師) |
(10) | 武村 由紀子さん(Clamp・自転車販売) |
(11) | 小澤 健さん(まりんべんとう)(欠席) |
(12) | 網野 裕美さん((株)シュール・美容師) |
(13) | 平野 真也さん(ピアノ工房平野・ピアノ調律) |
(14) | 溝口 茉美香さん(狐の香り・ジャム屋) |
(15) | 飯田 優希さん(八十二銀行) |
(16) | 井口 隼一さん(井口ブレース・義肢装具士) |
【当日までの流れ】
◎講師自己紹介冊子を読み込む
◎話を聴きたい講師の方を選ぶ
◎講師の方に聞いてみたい質問を考える
◎自分自身の「好きなこと」や「将来つきたい職業」などを記入する
【当 日】
◎講師自己紹介・生徒あいさつ
◎1回目 各ブースに分かれ質疑応答20分
(講師1名あたり生徒10名程度)
◎2回目 各ブースに分かれ質疑応答20分
(講師1名あたり生徒10名程度)
◎感想発表・お礼の言葉
各ブースでの様子
生徒は、事前に配布された講師自己紹介を読み込み、話を聞きたい講師を選びました。
各ブースの講師と生徒のやりとりは、講師が一方的に話すのではなく、生徒からの質問形式にしました。緊張しながらも、「仕事」に限らず「生き方」全般に関わる質問をする生徒たち。講師の皆さんは生徒一人一人の目を見ながら、丁寧にお話をしてくださいました。
生徒の質問順はくじ引きで決めるなど、遊びの要素も入れ、和気あいあいとした雰囲気も見られました♪
各ブースでの活動は、こちらの時間設定が短く、もっと密なコミュニケーションをとるための時間の余裕があればよかったと反省しています。ただ、これも実際にやってみたから分かることですね。次に繋げていきます!
生徒の声
生徒が記入したワークシートから、生徒の感想を一部ご紹介します!
◎印象に残った言葉
・みんなは、起き上がるために転ぶんだ!
・思ったことは、それが消える前に行動したほうがいい。
・人生は、答え合わせをしているわけではないから、「合っている・間違っている」ではない。
・真剣に向き合ってはじめて“やりがい”が生まれる。
・迷っても足は止めるな。
・失敗しないと成長しない。チャレンジしないと失敗もできない。
・中学生は∞の可能性。
・正しい方じゃなくて、楽しい方を選んでもいい。
・夢は逃げない。逃げるのはいつも自分。
・調子が悪くても、100%の仕事をする。80%でやったら、お客さんにも伝わるし、自分も後悔する。
・ルール違反を罰するのではなく、ルール違反をする人を出さない工夫をする。
◎感想
・部活動のみんなで目標に向かって頑張ることが、将来につながっていると聞き、今しかできない経験だとも教えてもらったので、しっかり頑張りたいです。勉強との両立もメリハリをつけてやりたいと思いました。
・私は今まで将来は何か好きじゃない仕事でもやらなきゃいけないんだなと思っていました。お話を聞いて、好きなことも生かせるんだと思いました。
・今日の話を聞いて、やっぱり大人はすごいと思った。仕事は大変だけど、その逆にたくさんうれしいことや楽しいこともあるのだなぁと思いました。
・計算はコンピューター、つくるのは機械ができて、人間だけができるのが「発想」なので、自分の考えたことを大切にすればいいんだと思った。
・勉強するくせ、提出物を出すくせをつける。将来、仕事の納期や締め切りに間に合わせられるように今からくせをつける。
・講師の先生は、自分の気持ちに正直で、ちゃんと自分の仕事に誇りをもっていることがすごく尊敬できると思った。将来のことを少し気楽に考えられるようになった気がする。
生徒たちは、仕事に限らず様々な角度からの話を聞くことによって、自分の将来、そして『今』をどう生きるかというヒントをもらったようです。彼らの人生のどこかで、支えになる言葉に出会えていたらうれしいなと思います。
講師の声
講師の皆さんからいただいた声も紹介します。
・自分の仕事についてこちらも考えるきっかけをいただいて、ありがとうございました。
・一方的に講師が話すよりも、生徒と同じ目線で、近い距離で話すことができてとても良かった。
・熱心に話を聴いている姿が印象的だった。
・子どもたちも自分なりに考え、色々聞いてくれたので、何か一つでも心の中に残っていればいいなと思う。
また、
・職場体験の際も感じることですが、ちょっと元気がないと思います。自信をもって大きな声で発言してもらいたいと思います。
と、生徒の成長につながるありがたいご意見もいただきました。学校と地域が手を取り、みんなで子どもを育てていく社会づくりを目指していきたいと改めて思いました。
先生の声
先生からも、こんな声をもらいました。
・とても良い機会となり、生徒にとって大切な時間でした。
・上伊那にこういう人がいること、仕事があること…発見がたくさんありました。
先生にとっても、地域を知り、つながる機会となったのであればうれしいです。
実行委員の声
今回、自ら手を挙げた実行委員の生徒12名が会を企画・運営しました。「どんな大人を呼びたいか(仕事・出身・家庭・趣味など…)」「どんな話をしたいか」「どうやったら生徒が発言しやすいか」などについて、作戦会議でアイディアを出し合いました。自分のアイディアが形となる、うまくいかなかったことを次に繋げていく…彼らにとって大切な経験となったことでしょう。
実行委員たちの感想を紹介します。
〈実行委員をやろうと思った理由〉
・自分で会を作っていくというのが楽しそうだったから。
・自分は将来について興味があって、色々な大人の方にお話しをお聞きして、もっとしっかりと考えたかったから。自分でこういう企画を立てたかったから。
〈事前準備で良かったこと〉
・みんなで意見を出し合った作戦会議が楽しかった。
・何か案を出したとしても、みんながうなずいてくれたり、そういう案を出し合える 雰囲気があって言いやすかったし、聞きやすかった。
・呼ぶ人を自分たちで考えられたこと。
〈事前準備で難しかったこと〉
・学年のみんなの反応を予想して考えるのが難しかった。
・自己紹介冊子の中身や、時間を知らせたり動いてもらうにはどうしたらいいのか。
・クラスのみんなに説明して、理解してもらうこと。
〈当日の良かったこと〉
・全員が時計を見て動いてくれたし、真剣に話を聞いていたから良かった。
・学年のみんながしっかりと動いてくれて、自分も生徒のひとりとしてお話をしっかり聞けた。
・みんなの楽しそうな様子が見れたこと。
実行委員手作りの冊子
最後に
生徒たちにとって身近な大人である保護者や先生ではない、講師の皆さんとの出会いを通して、彼らの心に何か残ればいいなぁと願います。今回の学習を、今後のキャリア教育や職場体験学習、日々の学校生活に生かしていきたいと思います。
こういった取り組みを継続性を持ち行っていけるよう、また、地域・企業・家庭・学校・行政が一体となり教育を行っていけるよう、今後も取り組んでいきたいと思います。ご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。