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9月1日、9月9日の2日間を“キャリア教育きっかけDays”と題し、小学生の皆さんとその保護者の方々を対象としたイベントを開催しました。
「日々の様々な体験が、たくましい体と心を育てる。それに気付くきっかけになる機会を作ろう」と今回のイベントを開催しました!頭と体と心をいっぱい使う体験を通して、「課題に取り組む力」・「自分の役割を果たす力」・「他者と関わる力」を育み、日常生活に活かしてほしいと考えました。
2日間の様子をお伝えします!
9月1日は大芝高原味工房多目的体験室にて【サムライアイテム作り】を行いました!
9月9日の親子サムライ合戦を盛り上げるための城壁作りをしました。
この日の目標は、【みんなで協力して、サムライアイテムを作ろう!】キーワードは「協力」です!!
午前中は、子ども9名と保護者3名で2つのチームに分かれて2つの城壁を作り、午後は子ども2名と保護者2名で1つの城壁を作りました!
まずは設計図を描きます。“南箕輪村といえば?”、“サムライ合戦をどうやって盛り上げようか?”一人一人が手を動かしながら考えます。
自分が考えた案を発表します。そして、大きなダンボールに絵を描いていきます。
「ぼくは扉を作る!ここに隠れるっていうルールも作ると楽しめるかな?!」
「サムライまっくんを描いてみよう!」
「手の平に絵の具をつけて、葉っぱを表現してみよう!」
無地のダンボールが、それぞれの工夫で南箕輪らしさ溢れる城壁に変身していきました。
この日初めて話す子どもたちも多く、最初は様子を見合ってた子もいましたが、だんだんと「こっちの面はぼくがやるよ!」、「手伝うことありますか?」とチームプレーもたくさん見られました。
保護者の方々は、絵の具の使い方を子どもたちに教えてくださったり、「どんな感じにしたいの?」と子どもたちに声をかけてくださったり、ぐっとがまんして見守ってくださったり、ご自身も真剣に絵の具で絵を描いてくださったり…子どもたちが目標を達成できるサポートをしてくださいました!
そして2時間かけてできあがった南箕輪村オリジナル城壁。
完成後は、「工夫したこと」や「この人のこんなところが良かった!」などを共有しました。子どもたちは、隣で頑張っている友達の姿をよく見ていました。それを言葉にしてほめられること、良いことだなぁと思います。
家庭でも学校でも地域でも、色々な場面のなかで、今日のように協力する力を伸ばしていってほしいと子どもたちに願います。9日、出来上がった城壁を合戦場に置いて、雰囲気を盛り上げたり、ラッキーアイテムとして活用します!!
そして9月9日、大芝屋内運動場にて【親子サムライ合戦~大芝の陣~】を開催しました!
親子で「本気」になる機会を作り、その中で
「いつもは見られない家族の姿」
「正々堂々戦うことのかっこよさ」
「勝つ喜び、負ける悔しさ」
「南箕輪という地域の素晴らしさ」
などを体感することができたのではないでしょうか。
当日は65名の村内小学生親子に参加していただきました。
3チームに分かれ、発泡スチロールの刀で紙風船を割るゲームを通し、勝利を目指して戦いました!
進行は、株式会社こうゆう花まる学習会(野外体験部)の小川さん、加藤さんに務めていただきました。
最初はルールが分からず戸惑いながらでしたが、チームで作戦を立て、声を出し、学年や家族の枠を超えて団結する姿がどのチームでも見られました。
掛け軸を守ったり、大将を守ったり、チームの中で攻めと守りに分かれて「自分が何をすべきか?」を考えながら戦いました。
そして、今年は念願の大芝高原で野外合戦を行うことができました!
屋内運動場とはまた違う雰囲気で、まさに、「戦」でした!丘があり、木があり、風が吹いて…外だからこその難しさや盛り上がりがたまりませんでした。
アイテムとして赤チームがゲットした城壁が合戦を華やかにしてくれました。参加者の皆さんがうれしそうに大切に扱ってくださったのが印象的でした。
体力が尽きるまで、戦いきってくださった大人の方々。お父さんのダッシュ、力強く紙風船を割る姿、お母さんの真剣な表情、大人が本気で取り組む姿を子どもたちが見て、刺激を受けていました。
自分が紙風船を割られても、大きな声で応援します。
負けてしまったチームの子が、「悔しい!」と言っていると、一緒に戦ったお母さんが「負けちゃったけど、うちのチームはたくさん作戦を考えたり話し合えたじゃん。団結できてよかったよ」と声をかけていました
エキシビジョンマッチとして、大人対子どもを行いました!子どもが大人を10人倒せば勝ち、の戦い。見事子どもたちの勝利でした!(もちろん本気で戦いました。)
合戦終了後、「がんばったこと」「この人のこんなところが良かった!」を共有しました。自ら手を挙げ、「チームで団結できてよかった」と話してくれた子もいました。全員が話を聞きながら、この日の自分や家族、チームの姿を振り返りました。
いただいた声を一部紹介します。
【チームのためにがんばったこと】
・初対面の人同士でも、チームのために作戦を話し合ったり仲間を守り合ったりして戦った。
・仲間がやられそうになった時、助けに行った。
・「こっちからまわったらいい」「大人と子どもとペアで回ったほうがいいかも」と作戦を立てた。
・大将の風船が割れないように必死に守った。
【難しかったこと】
・紙風船がなかなか割れなかった。
【この人のこんなところが良かった】
・○○くんと○○くんが一緒に行ってくれて良かった。
・同じチームの男の子が、作戦を周りの子に頑張って伝えていた。
・負けて悔し泣きしている子どもに、味方チームのお父さんが寄り添って励ましていた。
・本気でやるって、楽しい!いつもと違ったワクワク、ドキドキが感じられた日でした。みんな、輝いていました。
【感想など】
・ぜひまた参加したい。
・ちょっと怖かったけど、楽しかった。
・子ども対子どももやりたかった。
自分の頑張り、敵味方関係なく周りのみんなの頑張りを認められるのは、正々堂々と真剣に戦った証だと思います。
帰りには、味工房のおにぎりをお渡ししました。
大人も子どもも【本気になる機会】が、日々の生活へつながるきっかけになればという願いで今回企画したこのイベント。
大人の本気がかっこよかった!子どもがどんどんたくましくなった!
これからも、親子で、地域みんなで、いっぱい考えて、動いて、遊んで、いろんな経験を積み重ねて、子ども達が健やかに育ちますように。
ご協力いただきました花まる学習会さん、参加者の皆さん、ありがとうございました!
株式会社こうゆう 花まる学習会さんについて
子どもたちが将来「魅力的な人、自分でメシが食える大人」になることが大切だと考え、独自の教材を使う学習塾を関東を中心に展開。保護者向け講演会や、子ども・親子向けの野外体験活動も行う。