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5月30日、上伊那郷土愛プロジェクトがすすめる、第4回キャリア教育産学官交流会が辰野町町民会館にて開催されました。
上伊那の産業界・学校界・行政界の関係者約250名が集まりました。参加者は、講演や事例発表を聞き、「自分の立場では明日から何ができるか」を考え、意見交流をしました。
今回のテーマは「ふるさとと共に」。
郷土愛プロジェクト 向山孝一会長、辰野町 加島範久町長、長野県 太田寛副知事 の挨拶、
長野県立歴史館 笹本正治館長の講演をお聞きしました。
笹本館長のお話の中に、
「上伊那を学べと子どもに言う前に、大人は上伊那を知っているのだろうか。
知っているのであれば、それを伝えているのだろうか。」とありました。
私たち大人が上伊那を誇らなければ、子どもたちは上伊那の良さに気付きません。
今子どもたちが育っている「ふるさと」上伊那が、子どもたちの生涯に渡り心の支えとなるよう、自分にできることを考え続けていきたいと感じました。
講演会後は、8つの分科会に分かれ、開催地である辰野町を中心とした事例発表・意見交流の場が設けられました。
南箕輪村教育委員会は辰野町立川島小学校の事例発表のお手伝いをしました。
川島小学校 竹若校長・牧野教頭・伊藤教諭が、御柱を通した地域との関わりについて実演を交えながら発表しました。
参加者の皆さんは、「自分の職場に戻った時、自分は何ができるのだろうか。」という視点で意見を交流しました。
普段はなかなか話す機会のない業界の参加者同士の交流が、刺激となり、縁となり、各参加者の「明日からの自分」に生きるものになればと思います。
コーディネーター自身も、懐かしい出会いや新たな出会いが多くあり、とにかく「上伊那に帰ってきて良かった」と感じる1日でした。ふるさとの人というのは、それだけで安心しますね。東京に出て、上伊那に戻ってきた私だからこそ感じられること、伝えられることがあるのかもしれないと改めて思いました。
また、辰野町出身ということでオープニングセレモニーの司会を務めました。終了後、多くの方にあたたかく声をかけていただき、貴重な経験をさせていただいたことを大変ありがたく思います。
今回の学びを、村のキャリア教育に生かせるよう頑張ります!