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キャリア教育推進コーディネーター「小6が考える”どう生きる?”」

記事ID:0012759 更新日:2019年6月20日更新 印刷ページ表示

5月27日、キャリア教育の一環として、南箕輪小6年生が菓匠Shimizu清水慎一さんを講師としてお招きしてお話を伺いました。

 清水さん

今回の授業は、「卒業に向けてどんな1年にしていきたいか」を児童一人ひとりに考えてほしいという学年主任の松井先生が、先日のコーディネーター日記「“他喜力”を磨け!」を読んだのをきっかけに、清水さんに依頼をして実現しました。ご縁と、先生や清水さんの“他喜力”に感謝です。


児童の感想を紹介します。

 

○僕は、清水さんの話を聞いて、あることを学べました。それは、夢には2種類あることです。1つ目は「野望」です。野望とは、自分がやりたいことです。僕の野望は、サッカー選手になることです。2つ目は、「志」です。志とは、人のためになることです。僕は、人のためにやろうと思ったことは、そんなにありません。だけれど、僕は清水さんの話を聞いて、人のためになることはできる限りやろうと思いました。僕は、清水さんの話を聞いて今日、人生が変わったと思いました。夢という言葉の本当の意味が分かったからです。清水さんの話を聞けてうれしかったです。ありがとうございました。

 

○私は前までは夢(将来やりたいこと)があった方がいいと思ってました。だけど、清水さんの話を聞いて、将来やりたいことはなくてもいいんだなと思いました。私は、いつもお母さんに「あれやって、これやって」と言われると必ず「無理!」と言っていました。なのでお母さんには「すぐ無理って言わない!」と怒られていました。それでも私は反省していませんでした。だけど、清水さんが「言葉のプラス、マイナス」の話をしてくださったときに「私はすぐ無理って言ってたな。直そう!」と思えました。ありがとうございました。私は、自分の目標を作り、それに向かって、他喜力や言葉の使い方、表情などを気付けていきたいです。

 清水さん

○僕は今ない職業につきたいなぁーと思いました。今までは、夢があったけど、今はない職業にどんな楽しいことが待っているか分からないから逆に楽しいのではないのかなぁと思いました。言葉・表情・動作・イメージ・感謝を常に身につけていきたいなぁと思いました。どれもめちゃくちゃ大切だと思うけど、その中でも1番大切なことは感謝なのかなと思います。感謝の逆は、当たり前と清水さんは言っていたけど、僕は、何なのかなと考えました。なんで当たり前なのかなぁーと思っていたけど、話を聞いてるうちに「ああそういうことか」と分かってきました。自分たちが当たり前に思っていることが当たり前じゃない人もこの世界にはたくさんいることを考えて生きていきたいなぁーと思いました。

 

○自分の夢を持つのもいいけど、それからどう生きるかは自分で作っていこうと思いました。何もかも当たり前と思わず、自分からありがとうを言えるようになりたいと思いました。言葉づかいを変えて、幸せを自分からとりたいです。~略

 

○清水さんのお話を聞いて、私は将来なりたいことがあります。でも私が大人になるころには、その職業がないかもしれないと知りました。日本は、どんどん変わってきています。人じゃなくてロボットがやってくれます。私が大人になったら、ロボットに指示を出されるのではなく、指示を出す方になって、私は人にしかできないことをやりたいなぁと思いました。感謝の言葉も忘れずにしたいです。私は、学校に行くこと、服を着ていること、ご飯を食べることなど当たり前だと思っていました。でも、お父さんやお母さんが働いてくれたりしているから、学校に行けたりしています。これからも、感謝の気持ちを忘れないでいたり、1日でも多く「ありがとう」の言葉が言えるようにしていきたいです。


お話のあと、先生とこんな話になりました。

○今日清水さんにもらった言葉は、彼らが中学生になっても、大人になっても“困ったときに立ち返れる言葉”をもらった気がする。

○普通、講演を聞くと講師の方と自分は遠い存在なんだと感じる。でも清水さんのお話はとても分かりやすく、「自分でも今すぐできそうなことばかり」だと感じた。

 

○他人のための「他喜力」という言葉を学ぶと、自分が普段周りの人から喜ばされているんだなぁということに気付かされた。


文字では到底表現できない、迫力の45分間でした。児童の真剣な表情がとても印象的でした。「熱意」や「本気」は心に伝わりますね。児童たちの感想、しびれますね。

 また、中学2年生と小学6年生へのお話は、芯は同じでも味付けが全然違いました。子どもの反応を見てやり取りを楽しみながら、引き込まれてしまうお話は、多くの南箕輪の子どもたちに届けたいと強く感じました。

清水さん


《南小トレジャータイム》

 南箕輪小学校は各クラスで取り組む総合的な学習の時間を、今年度から「トレジャータイム」と名付けています。各クラスがどんな宝を見つけ、そこから何を学ぶのか楽しみです。

清水さんのお話は、「自分たちが何をしたいか・何ができるか」を考える心や最上級生としての心に火をつけてくださったと思います。

 

これからも各校の取組みを紹介していきます。お楽しみに!