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キャリア教育推進コーディネーター日記「就活準備合宿その1」

記事ID:0009823 更新日:2017年8月29日更新 印刷ページ表示

8月8日、9日、上伊那発・就活準備合宿2017が開催されました。

この取り組みは、上伊那出身の就職活動前の学生(主に大学3年生)を対象に、企業の採用担当者との交流などを通して早い段階で就職活動を考える機会として昨年度から始まりました。会場は伊那市にある知立(ちりゅう)市野外センター、長野県内外の大学・専門学校・短大から23名の学生が参加しました。2日間の合宿に加え、3日目にはオプション企画として企業訪問もあり、私は3日間スタッフとして参加させていただきました!

チラシ

私がこの合宿を通して大事だと感じたキーワードは【知る】ということです。

人口減少が叫ばれる中、長野県で育った子どもたちの進学先は8割以上が県外の学校であり、そのうち地元で就職する学生は4割未満だと言われています。

私自身の学生時代を振り返ると、地元である上伊那にどんな企業があるのか、ほとんど知りませんでした。有名な企業の名前は知っていても、そこに勤めている人がどんな仕事をしているのか、全く分かりませんでした。「知らない」ということは、「ない」のと同じで、知らなければ、自分が進んでいく道の選択肢にも入りません。今思うと、知ろうともしないなんて、もったいないことをしていたなぁと感じます。そして、産業界や行政界のサポートのもと、今こうして【知る】機会をつくってもらえる学生たちがうらやましくてなりません。今回参加した学生は、上伊那で就職して生活していくイメージをもつことができただけではなく、とても多くのものを得られたのではないかと思います。

2日間のプログラムの中で学生たちが経験したたくさんの【知る】、いくつかご紹介します!

 田畑さん

(1)    自分を知る

 1日目の主な内容は、伊那市教育委員であり社労士の田畑和輝さん・一般社団法人ドリームペーパーコミュニケーションズの米澤晋也さんによる、<就活マインド>づくり。様々なワークショップを通して、自分自身について考えていきました。

 就職活動では「自分という人間の過去、今、未来」をさらけ出すことが大事ですが、まず自分自身を知らなければそれはできません。学生たちは悩みながらも、自分らしさを出しながら、それぞれの活動に取り組んでいました。「自分をさらけ出す」って、なかなか難しい。少し苦しい。でも、それが相手に認められたり、受け入れられたりすると自信につながる。もっと成長していこうと思える。そんな学生の前向きな変化を見ることができました。

 

(2)    過去・今・未来という“時代”を知る

 同じく1日目、田畑さんより、今急速に変化を続ける社会について講演がありました。これからの社会では、技術革新がさらに進み、機械化が進みます。2025年には日本の4人に1人が75歳以上の超高齢社会がくると言われています。2053年には日本の人口が1億人を切るかもしれません。

 田畑さんは、「これからの時代をたくましく生きていくためには、まず自分のふるさとを深く知ってほしい。自分のことを深く考えられる人は、どこへ行っても、その土地で生きる人に寄り添って周りと助け合いながら強く生きていくことができるから。そして、常に問いを生み出し、自ら変化を生み出す人間であってほしい」とメッセージを送っていました!

 講演

 まだまだお話したいところですが、長くなってしまうので、今回はここまで。次回へ続きます!

 このおいしそうな料理は何でしょう…?次回にご期待ください!

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