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6月23日金曜日、伊那市のニシザワいなっせホールにて、信州上伊那地域「ふるさと就職面接会」(主催は伊那公共職業安定所・伊那職業安定協会)が開催されました。
「上伊那地域最大就活イベント」といううたい文句に誘われ、見学に行ってきました!
参加対象者は、大学・短大・専門学校・高専を今年度卒業予定の学生です。企業・団体は上伊那を中心に57社が参加し、各ブースで企業・団体の担当者と参加者が業務内容等について直接話をしたり、参加者が自己PRをしたりすることができる機会でした。村内の企業も参加していましたよ!
参加者は自己紹介カード(氏名、学校名、希望職種など)を記入し、それをもとに各企業の担当者と話を進めます。
参加している企業の人事担当の方とのお話では、「最近の就活生は地元志向(生まれ育った地元で就職しようという意識)が高い。しかし、地元にはどんな企業があるのか知らない就活生も多い。今日のようなイベントで企業の名前を売ったりしながら人材確保していかなければならない。」という声も聞こえました。
確かに、進路を決める段階になって初めて職種や企業を調べ始めるのでは、遅いのかもしれませんね。
早い段階から地元の企業の名前や業務内容を知ることは、自分の将来を考える機会を増やします。地元に帰って就職するのか、村外・県外・国外で就職するのか、どのように生きていくのか、子どものうちから考えられる環境を、大人がつくっていってあげたいと改めて思いました。
ちなみに、今回のイベント担当者の方が、「参加者が少ない!」とおっしゃっていました。今は、バブル期以上の売り手市場だと言われています。すでに就活を終えている学生さんも多いようです。
いなっせホールから役場への帰り道、いつもは気に留めなかった電柱に、今日お話しした方の企業の広告があることに気が付きました。「あの企業にはあの人がいる」。働く人の顔を知っているだけで一気にその企業に親近感が湧く。その企業に興味が出る。こんな体験を、村の子どもたちにもさせてあげられたら…!と思いました。